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株式会社 開倫塾 代表取締役社長 林 明夫
  • 教育は社会を照らし、人を導く。倫理を重んじ、生涯の「学び」を自ら体現。「教え方日...
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教育は社会を照らし、人を導く。倫理を重んじ、生涯の「学び」を自ら体現。「教え方日本一」の学習塾を目標にする。

目指すは 「教え方日本一、 塾生数北関東一」


 スタートは、今から30年ほど前、1979年創設。足利市での小さな長屋スタイルの教室が始まりだった。現在、開倫塾は栃木・群馬・茨城にしっかりと根を下ろし、塾生徒数は約6600名にも及ぶ、北関東屈指の塾へと成長を遂げた。現在でも、受験指導の蓄積を基に「教え方日本一、塾生数北関東一」を行動目標に、教育サービスの更なる向上を図っている。
 創立者で代表取締役社長である林さん。穏和で温かいお人柄が第一の印象。
「初期の頃は私一人でのスタートでした。教師は私一人。でも、地元足利で教育の仕事を専門に行いたい…という願いは叶ったんでとにかく一所懸命でした。設備投資には一番苦労をしましたけれど、自分の信じる道を突っ走ってきたという感じですね。」
 「塾というのは、基本ベースである『学校の補強をする場』だと思っているんです。勉強面ではもちろん、例えば行動指針、生き方なども教育するべきだというのが、私の考え方です。」
 開倫塾のユニークな教育方針の中に、教師が毎授業の度に、生き方や目標や生徒にとって何らかプラスになるスピーチを行うという時間がある。机上の勉強だけで無く、「精神の勉強」という意味でも、塾は学校を補うべきという発想だ。
「先生達の教育においても、最初は授業方針をざっと書いて提出してもらうんです。先生を育てることも重要なんです。」
 今の子供たちと、ひと昔前の子供たち、また両親にいたっても違いがあるのだろうか、興味津々でお話を伺うと、意外な答えが返ってきた。
「いや、ほとんど変わらないと思いますよ。むしろ良くなっている、教えやすくなっているとさえ思います。まず栄養状況がいい。ケアが行き届いているから風邪もひかないし、皆さん丈夫な気がします。それから、少子化の影響もあるかもしれませんが、個々が大切に育まれているからか、きちんとしてますよね。親御さんの教育も行き届いているんでしょう。」
「個人ベースが高いお子さんが多いから、自然と学力も高かったりするわけです。ひと昔前は塾通いに関して、一方的な見方もありましたが、今ではほとんどのお子さんが有り難いことに、通塾されている時代です。その分、我々教師は自分を磨かないといけません。学力ベースもしっかりしたお子さんが増えたから、きちんとした方向に持って行けば伸びる可能性を多分に秘めている。先生の力量が問われています。」
定着の3大練習」から
「学び方を身に付ける」教育へ


 驚いたのは林さんの経歴と活動だ。開倫塾の塾長として、関東を中心に多忙を極める毎日のほか、様々な文化活動に参加。宇都宮大学大学院での客員教授、栃木県社会教育委員、マニー株式会社の社外取締役、またあらゆる新聞・ラジオなどメディアでの定期活動、ユネスコ協会、経済同友会での活動など、目を見張るほどのご活躍ぶりだ。
 多忙を極めているはずだが、終始穏やかで、ゆったりとした面持ちの林さん。塾で教鞭を執っていた傍ら、自らの学びを怠ることのなかった生き方が垣間見える。余暇の過ごし方についてもお聞きすると、趣味は「社外活動」であるそうだ。そして、毎日一冊を読破するほどの勤勉な読書家でもある。
「先にも述べたように、教師の力量というものを伸ばすためにも、大人になっても、常に学ぶ姿勢が大切です。まさに『一生勉強、一生青春』。これは、同郷であり足利市在住の相田みつを先生の言葉で、私自身もモットーとしています。」

 学生時代の成績アップ、学力アップの秘訣についてもお話を伺った。
「学校の勉強、定期テスト対策には法則があります。まずは理解した内容を定着させることにつきます。開倫塾ではこれを、『定着の3大練習』として、『音読・書き取り・計算問題』を挙げています。江戸の頃から続く、学問の基本と言えます。テスト対策などはこれで十分。そして大人に成長していく過程で身に付けて欲しいのは、『考える力』です。」
 テストでの数値が表す成績ではくくれない、生きていく上での「学力」は、これら『定着の3大練習』を更に応用・発展させていくこと。
「私が口をすっぱくして説いているのは、まず新聞を読むことです。しかも隅から隅まで。小学生なら20分、中学生なら40分、高校生なら60分と、課題に取り組んで考えて欲しいんです。
 現在を知る力、文章を読み解く力、批判精神…新聞にはあらゆる、知力を付ける要素が含まれていると思います。やはり、学力が高い人というのは、将来的にも何をさせても応用が利く。理由は、『学び方を身に付けているから』なんです。それは、定期テストで100点を取ることを通しても身に付きます。そして更に、大量の文章に触れていくことで自分により磨きを掛けて欲しいですね。」
倫理を重んじ、
「学ぶ」過程に終わり無し


 林さんの夢、今後の展望についても伺った。
「まずは開倫塾を北関東圏でトップ規模の塾にすること。東京にも範囲を伸ばしていきたいと考えています。それから、我々教師の向上という意味でも、『社内大学院制度』を設けて、レベルの高い人材へと社員が育っていくような組織作りをして行きたいと考えているんです。」

 林さんが一番衝撃を受けたのは、大学のゼミの一環として刑務所や少年院などの矯正施設を訪れた時。その視察時に、刑務所長や刑務官の先生の、
「ちゃんと勉強さえしていれば、ここに来なくてもいい人がほとんどなのに」という一言。
「人のため、社会のためを思うと、やっぱり教育というのは非常に重要なんだということを思い知ったんです。教育の道を志そうとしたきっかけはそんなところにあったのかもしれません。」
 開倫塾の名前の由来は、昔から倫理・道徳・哲学などの学問に興味があり、好きだったという理由から来ている。まっすぐな姿勢は、教育の道を志した30年前から一切変わっていない。年を追うごとに、その情熱は活気付き、ますます円熟味を増している。


  • by 学び場
  • at 17:57

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