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堤 ゆうこさん
  • 幸福のワークライフバランス ■「仕事」もする、「子育て」もする最高に贅沢な生き方...
  • TEL:tsutsumi
  • URL:http://www.fujistaff.co.jp

幸福のワークライフバランス
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■「仕事」もする、「子育て」もする最高に贅沢な生き方

株式会社フジスタッフ 執行役員 ff事業推進部長    堤 ゆうこさん

学生結婚、出産。そして就職・転職を経て着実にキャリアアップ。
3人の子どもの母親として、働く女性として歩んできた。
そして2004年度より手掛けた、働く女性の支援事業「ff woman」での成功。
働く女性として、母として、強くしなやかなその軌跡を探る。
子育てをしながらの、30代での転職フジスタッフには男女平等の風土があった




◇始めに、これまでの経歴を教えてください。
堤◆学生の頃に結婚・出産を経験しました。二人の子どもをもうけた後、離婚を経験しています。それから転職をする中でフジスタッフに出会い、入社。10年前に再婚し、3人目を出産しました。

◇フジスタッフへの入社のきっかけは、どのようなものだったのですか?
堤◆専業主婦を4年ほど経験しましたが、子持ちで社会復帰することは至難の業でした。やっと見つけたのは、英会話講師のパートの仕事です。数年後なんとか社員へと登用してもらったのですが、生きた英語の仕事をしたくて商社の貿易事務職に転向したんです。でもそこは男性が主体の職場で、ここでは女性の力は発揮できないと思い、フジスタッフに面接に来ました。そこで生まれて初めて、40代くらいと思われる女性管理職の姿を目にしたんです。男女平等の企業風土を肌で感じて「ここだ!」と思いました。

◇不安や迷いは一切なかったのでしょうか。
堤◆そうですね…(笑)、フジスタッフに転職した時は30歳を過ぎていましたし、腹はくくっていました。母親として働くしか選択肢はなかったし、とにかくがむしゃらに生きるしかないですしね。最初は全く経験のない営業職からのスタートだったんです。でも、希望ではなかった営業も続けていけばだんだん面白くなってきて、最終的にはトップセールスを実現できました。

◇堤さんといえば、2004年からスタートしたフジスタッフの「ff woman」プロジェクトの推進部長として輝かしい功績があると思うのですが、立ち上げ時からのお話を是非お聞かせ下さい。
堤◆ff-womanのffとはフォルテッシモ=音楽用語でもっと大きくもっと力強くという意味です。これには、女性にもっと大きく力強くなって社会で活躍して欲しい、という願いが込められています。日本では今でも働く女性の7割が結婚や出産を機に退職し、一旦家庭に入ると職場復帰するのが非常に難しいという嘆かわしい現状があります。少子化が進み、労働人口が減少していく日本で、有能な女性が家庭で眠っているのは社会にとって大損失と言えます。「勤務時間が柔軟で、結婚前のスキルが生かせる派遣の就業スタイルなら、ママでも働きやすい環境を提供できるのでは?」と社長(増山律子)の声掛けで社内の女性メンバー6人が集まり、業界に先駆けてワーキングマザー支援を始めました。

◇プロジェクトの立ち上げ当初は、さぞご苦労があったのでは?
堤◆ええ、それはもう(笑)。なにせ前例のない試みだったものですから、社内でもブーイングの嵐…。「派遣登録会に子連れで来るなんて!」と現場からも反対意見が出ました。そんな社内の反対を押し切って、忘れもしない2005年の3月に、初めての「親子登録会」を実行したんです。

スーツ姿にベビーカー働きたいママたちは、颯爽と登録会にやって来た

◇初めての親子登録会のお話を、是非聞かせてください。
堤◆初の試みの託児付き登録会、最初は不安でいっぱいでした。でもそこに現れたのが…本当に素敵な方たちばかりだったんです。スーツをビシっと着こなして、ベビーカーを颯爽と押しているママ達が、本当に格好良くて「まだニーズはある!」と鳥肌が立った瞬間でしたね。それからこの登録会が話題となって5月には日経新聞1面に取り上げられました。他社との差別化という意味でも、ff womanの取り組みは功を奏して、フジスタッフ自体も随分イメージアップにもつながったと思いますし、おかげさまで知名度も上がったと思います。

◇プロジェクトの成功を実現された今、フジスタッフは2008年の月刊人材ビジネスの「派遣満足度調査」において、見事第一位を獲得されましたね。
堤◆ありがとうございます。これからも子育て支援を続け、ワークライフバランスを実現するために尽力していきたいです。更にこれからは、社内的な社員満足度も向上していきたいと考えているんです。女性支援はもちろんですが、私は女性にとって働きやすい職場にすることが、ひいては男性にも働きやすい職場となるだろうと考えています。


「今日やるべきこと」がある幸せ

◇ご自身も子育てをされながら働いていらっしゃる堤さんですが、教育方針などありましたら、是非お聞かせ下さい。
堤◆全てのものに愛情を持つ、生涯を貫く仕事を持つ、などの教えをうたった福沢諭吉の心訓7則というのがあるんですが、それを拠り所にしています。
 私の場合3人とも娘なので将来は結婚し、出産もしてほしい。出来れば仕事も続けなさい、と話しています。子どもの前では、「とにかくママは仕事が楽しい」という姿を見せてきました。働くことは楽しく、やりがいがあるもの、そして自分のためだけでなく、人のためになれば最高だと教えています。両立することは確かに大変だけれど、何か一つ秀でたものを極め、職業にすることは人生最大の幸せだと思うんです。




◇〈仕事も子育ても経験できる「贅沢」を楽しもう!〉。ff womanのサイトには、堤さんのこんな言葉がある。当初1000人だったフジスタッフのワーキングマザーも、今では3700人。今年は4000人を目標にしている。苦労を微塵も感じさせない、強くしなやかなその笑顔には、働くことで「人生最大の贅沢」を満喫する精神のゆとりがある。困難を全て内包して、そこから強く美しい花を咲かせる術は、働く母親が手にした最高のキャリアだ。


  • by 学び場
  • at 21:15

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